加工

折り加工、製本加工、表面加工など、さまざまな加工方法の中から、仕様や用途に応じて最適なものをご提案します。ぜひ、ご相談ください。

折り加工

用途によってさまざまな形に折る。パンフレットやカタログ、DMなど印刷物を作る上で、最も一般的な加工方法が「折り」です。
情報量はそのままでコンパクトな仕上げになるほか、デザインを活かす効果的な折り方も。紙種や印刷サイズによって可能な折り加工が異なります。

二つ折り

シンプルで用途が多い折り加工。左右対象ではなくズラして折ることもできます。

Z折り

見た目がZ型になっています。三等分に山折りと谷折りが交互になった折り方。蛇腹折りとも言われています。

巻三つ折

内側へ巻くように三つに折る方法。内側へ折られる面は他の面よりも寸法が小さくなります。

観音折

観音開きのような開き方の折り加工です。両端を折り、さらに二つ折りします。

DM折

二つ折りしたものをさらに巻き三つ折りする折り加工です。A3判印刷物が定型寸法になることからこの名で呼ばれています。


製本加工

その名の通り本にするための加工です。折り加工されたものを綴じたものが製本と言われています。
製本加工にもさまざまな方法があり、グレードの高いものから簡易的なものまで、こちらも使用途や予算に応じて選定します。

中綴じ

代表的な製本方法の一つです。紙を重ねた折り目に針金(ホチキス状)で綴じます。ページ数の多いものに不向きです。

アイレット(眼鏡)綴じ

綴じる針金が背の部分にC型に飛び出した中綴じ製本。輪のようになっているので、パンチ穴を開けずにバインダーなどに綴じておくことができます。

無線綴じ

背中部分に糊を染み込ませて全体を糊で固める綴じ方です。最後に表紙をくるむのでページ数が多い場合に向いています。

アジロ綴じ

無線綴じを強化、改良したもので、背中に切れ目を入れ、糊を浸透させ固定する方法です。本をいっぱいまで開ききることができます。

平綴じ

端から5mm程度の箇所を針金で綴じて強度を持たせた製本です。綴じ代があるのでページをいっぱいまで開くことができませんが、たいへん丈夫です。

糸かがり

背中に糸を通して綴じる製本方法です。糊付けのみの無線綴じに比べて丈夫で、ノートなどに使われる方法です。

上製本

表紙が硬く厚い紙で一般的にハードカバーと呼ばれる書籍のことです。綴じ方は糸かがりなので丈夫で、長期保存される本に向いています。


表面加工

PP貼り加工

ビニールのような艶のある仕上がり。耐水性にすぐれています。

プレスコート

高いグロス感を求められる製品に優れています。

コーターニス

高いグロス感を実現。パフォーマンスに優れ環境にも配慮しています。

ビニール

ニスよりも値は張りますが、ニス引きに比べて光沢や、強度が高くなります。

熱圧転写ラミ

部分的にホログラムの加工を施しますフィルムの種類を変えることも可能です。


リング加工

ノートなどでおなじみの、穴を開けてワイヤーリングで綴じる方法のリング製本。
360度開閉するので、使いやすいのが特徴です。
丈夫なダブルリングやリサイクル可能なエコリングなど、素材も選べます。
また、リングカラーも定番の黒、シルバーなどに加えカラーも数種用意しています。詳しいバリエーションは、弊社担当者にお尋ねください。


抜き加工

多角形や丸形、その他特殊な形に仕上げる場合の加工方法。四角い形以外の形に仕上げる場合、抜き型を別途作り、打ち抜くのが一般的です。仕上がりの形や厚み、数量によってさまざまな技術があります。
最近では、レースなどの精密な形状は抜き型を使用せず、レーザーカットの技術を用います。また、抜き加工の名前の多くは機械のメーカー名や商標であることがほとんどです。

木型(ビク型・トムソン型)

おもに木の版に掘った溝に刃を折り曲げて埋めて作られた抜き型のことです。ビク抜きに使われる型なのでビク型とも呼ばれています。
また、抜き加工において、米国「トムソン社」の自動平盤打抜き機を使用されたことがポピュラーになったためトムソン型とも呼ばれています。
ミシンや波罫、リーダー罫などさまざまな刃の種類があります。

ビク抜き

ビクトリア型印刷機(活版印刷機)を改造して型抜きをすることからこう呼ばれるようになりました。
抜き加工の総称として使われる場合もあります。木型を使い、幅広い用紙に対応。小ロットに向いています。

ブッシュ

クッキーなどのお菓子の型のような鋳物の歯型を使い、数百枚重なった紙や本などを一気に抜く方法。
製本された紙やトランプなどのカードなど、大量のものを一度に抜く方法です。

サックマシン

抜き加工された箱などの展開を糊付け・貼り合せを行う加工のことを指します。この名称は正しくは自動製函機の商標ですが、加工技術を指すポピュラーな言葉として定着しています。箱型ばかりでなく、封筒や紙ファイルの加工もできます。

オートン

抜き加工に使用する機械の一つで、自動平盤打抜き機の国産メーカーの商標でもある。トムソン社の打抜き機と並んでポピュラーな方法です。型は木型や腐食型を使います。

カッティングプロッター

デジタルデータ(展開図)から直接カットができます。
抜き型を作成しないので、サンプル作成などに適しています。

シリンダー抜き

ハイデルベルグ社製の印刷機を改良した打抜き機を使った方法です。元々、抜き加工全般を指す言葉でもありました。近年、シリンダー式の打抜き機は箔押し機として稼働していることもあるようです。


レター加工

天ノリ

束ねた紙の小口に糊を塗って綴じる方法です。主に天(上部)を綴じることが多いので天ノリ(糊)製本と呼ばれています。
多くの製本とは違い、1枚ずつはがすことができますので、メモや伝票類に使われることが一般的です。

メモグルミ

天ノリされたものに表紙を巻くことです。縦捲りが一般的です。

クロス巻

製本された背表紙部分に布(クロス)を貼る方法です。綴じられた紙が剥がれにくく強固にする利点があります。
また、手軽に高級感を出す方法としてもよく利用されます。


カレンダー加工

タンザック

ヘッダー部に厚紙を使用することによ新しいカレンダー製本の商品名です。
金具やプラスチック等、廃棄しにくいものを綴じ材料に使っていないので、熱圧着カレンダーとともに年々採用が増えるものと見られています。

天金具

カレンダーの天の部分を締める金具。厚さ0.2mmの鉄板で、丁合カレンダーの天の部分を7~8mm、折り返した形にそって「の」の字形に成形しプレスして綴じます。
丁合カレンダーは一度、天糊して固め、さらに1セットずつ剥がして天金具で綴じる。天金具で綴じる作業は「金具付け」といいます。
丁合機、金具付け機を連結してカレンダー製本する製本所もあります。

リング

ページ数があっても綴じ口まで開く製本。見た目のカジュアルさや使い安さが特長です。
リングの種類は丈夫なツインリングや紙素材のエコリングなどいろんな種類があります。

卓上

厚い台紙を折り込んで組み立てる方法や特殊なフレーム、CDなどに使われるプラスチック製のジュエルケースなどさまざまなものがあります。


その他加工

穴開け

製品の端を丸くする加工です。カードなどに用いられます。Rの大きさは3mm~お選びいただけます。

ミシン目

切り離しやすいように、連続した小穴を入れることです。キリトリ用の破線などが一般的です。抜き加工をする際に同時に加工することもあります。

筋押し

厚紙などを折りやすくする折り筋を入れることです。表紙やパンフレット、箱等の折って開いたり閉じたりする箇所にあらかじめ入れることが多いです。抜き加工をする際に同時に加工することもあります。


特殊加工

箔押

箔と呼ばれる印刷フィルムを凸版を熱で押すことにより転写する印刷技術です。
主に金や銀などのメタリック質のものを押すことが多く、印刷インキで刷ったものとは一線を画した高級感が生まれます。

空押し(エンボス(凸)・デボス(凹))

箔押しに使われる凸版と同じもので、凹凸だけ加える加工のことをいいます。
凸型に浮き出させることをエンボス加工、反対に凹ませる加工をデボス加工と呼びます。
それぞれ独特の質感を表現できますので付加価値をつけることができる手法といえます。


アッセンブリ

さまざまな内職作業が可能です。パンフレットとチラシをセットしたり、封書などの内容物を封入する作業など、社内で一貫して行いますので、管理体制も万全です。ご要望をお聞かせください。


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